こんにちは。takuです。
僕は現在田舎へ地方移住し、
4人の子育てをしながらPC1台で
在宅ワークをしながら生計をたてつつ子育てライフを楽しんでいます。
田舎暮らしで子育てを始めてから、
いろいろ苦労もあるけれど、後悔があるかというと
田舎移住者でしか味わえない空気感や醍醐味のようなものが
あるので私たち家族は結構リラックスしながら後悔なく
生活しているとは思うのですが、
いろいろ田舎暮らしの子育て情報をブログなどで
探っていると、結構
「田舎暮らし子育ては大変!」
とか
「田舎暮らしをして後悔しました!」
とかの書き込みをしている方が意外と多い印象を
受けました。
そんな中で、自分なりに田舎暮らし子育てに後悔しないための
ポイントをいくつかあげてみたいと思います。
田舎暮らしで後悔した人の理由は何?
そもそも田舎暮らしを始めてから
生活をしてみて後から猛烈に後悔した方々というのは
どういったことが理由で「後悔」するのでしょうか。
もちろんその内容は人によってそれぞれだとは思いますが、
僕が調べた限りでの「後悔リスト?」を下にあげてみたいと思います。
- 病院が遠いし少ない
- 子供が保育園に通えない
- 子供の通学に送迎が必要
- 虫や爬虫類が多い
- 仕事が少ない
- 給料が安い
- 自治会(町会費の徴収がストレス)
- スーパーの物価が高い
- 娯楽のお店が少ない
- ご近所が思ったより親切でない
- 草刈りが大変
- 車がないと行動できない
これを見て、きっと思うでしょう!
と。
その通りですね。ほな、移住しなければいいじゃん!と思うかもしれませんが、
実際に住んでみないとわからなかったことって実は結構あるんですよね。
例えば、虫が多いとか爬虫類が多いとか、そりゃ何となく予想はできますよ。
でもまさか1ヶ月で40匹のムカデが家の中に現れるなんて想像できませんよね。(汗
上記にあげたことを全部把握できているケースというのは稀で、ある程度予想できていたとしても部分的であったり、想像していた程度がリアルとかけ離れていたといったギャップですね。
予想していなかった自体が多ければ多いほど、程度が大きければ大きいほどそのギャップにより「後悔の念」が大きくなるという心理なのでしょう。それを予防するためにはその「ギャップ」をなるべく減らすことが一番の解決方法ということになるでしょう。ではその「田舎暮らし」を実際に始めることで起きて来ると予想される「ギャップ」を少なくするための方法=つまり「後悔をしないための方法」をいくつか紹介していきましょう。
田舎暮らしに後悔しないための方法
なぜ田舎暮らしをするのかを考える(動機を明確にする)
そもそも、都会の便利な地域に住んでいながら、わざわざ地方へ移住して田舎暮らしをはじめるとなるとそこには必ずその「理由」「動機」があるはずです。
- 都会の人混みに疲れた
- 自然が豊かなところでゆっくりしたい
- 自然の中で子育てがしたい
- ミニマリストのようなシンプルな生活がしたい
- 家賃が安いところへ越したい
- 自分の家を持ちたい
などなど
それがはっきりしていないと、いざ田舎暮らしを始めた時にいろいろ不便や不都合が起きた時に、「なんで田舎暮らしを始めたんだろう・・?」と迷い始め結局「田舎」=「だめ」みたいなレッテルを貼ってしまい、自分の田舎暮らし(地方移住)=失敗と判断してしまいます。
田舎暮らしの方にとってはそれっていい迷惑ですよね。笑 田舎の方々も懸命に生きて生活していますし、過疎化や高齢化の進んだ地元を何とか地方創生したいと熱いビジョンをもって頑張っている方々もおられますから、やはりしっかりとした地方移住の「理由」を自己責任の中でもっていなければとても残念なことになってしまいます。
僕たち夫婦の場合は、一番の動機は「自然の中で子育てがしたい」というものでした。次に「自分たちで自由にリフォームしてオリジナルな家を創りたい」でした。今までは僕はサラリーマンでしたし、朝から晩まで会社勤をし、妻は賃貸の狭くて家賃の高いところで一日中子供達と「ワンオペ」育児生活をしており結構育児ストレスもピークでした。
安月給で高い家賃の場所に住み、しかも子供と時間を過ごせずに、妻は育児ストレス。これって最悪ですよね。なので僕らは最終的に、田舎の一軒家へ移住して自然の中で子育てをしながら、僕も在宅で仕事をして家族で一緒に過ごせたり夫婦で協力し合いながら子育てができる環境で生きて生きたいという目標を立てました。
今現在それが実現しているわけなのですが、それは思いつきでできたことではなく、実はそれが実現に至るまで3年の準備を要しました。つまり自分たちの「田舎へ移住する目的と動機」にブレがないことを時間をかけてしっかりと確認していきました。
田舎暮らしについてなるべくたくさん情報を入手する
僕自身が、その準備期間の中で何をしていたのかというと、それは主に3つで
- 田舎に関する情報集め
- 田舎へ移住しても生きていけるための経済的基盤の構築
- 子育てのための教育環境を考える
でした。これさえしっかりと整えれば、移住は可能であると判断しました。
先に述べた「後悔」リストも、結局はそれを「知らなかった」がために、移住後のリアルに直面した時にそのギャップに驚きショックを受けて後悔したわけですから、要は「情報不足」なのに行動に起こしてしまったというのが一番の原因となります。なので一番先にするべきことは、「情報収集」です。
- 田舎暮らしってお金は本当に安く済むのか
- 子供の保育園や小学校や教育環境は整えることができるのか
- 不便さに対してどう対処するのか
- 田舎といえど場所は具体的にどのあたりにするのか
- 仕事はあるのか(どういった職業につくのか)
- 気候にどのように対処していくのか
などなど挙げだしたらキリがありませんね。
それでもそういった疑問を移住前から考えて
一つ一つ潰していけば、少なくとも
田舎暮らしを始めても、少なからず「想定内」
で物事に対処できますよね。
すでに幼少期や成人まで田舎暮らしを体験している人はともかく、
都会生まれ都会育ちで初めての地方移住の場合などは、
特にこういった下調べ(情報収集)が大事になってきます。
移住を考えている方のために以下のような記事も用意していますので
参考にしてみてください。
田舎暮らしをリアルにイメージしたい場合
田舎暮らしをする前に見ておきたいサイト
田舎でどうやって仕事をするのか
できる準備は前もって先にしておく
では次に、「情報集め」とも部分的には重複することもありますが、
以下に僕が実際に田舎へ移住する前に行なっていたことを項目別でまとめてみました。
下見
これはもう、当然といえば当然の話ですね。下見せずに済む家を決める人っていないですよね。
それと同じように、田舎移住をしたいなら、その候補地にまず足を運んでみて自分でその感触を確かめてみることです。
そして可能であれば、何度も何度も行ってみて、四季を感じてみるといいですね。そこで生の情報を入手することが非常に大事です。
住んでみる
これは可能な方と不可能な方がいるかもしれませんが、僕の場合は結果的に祖母が住んでいたぼろ家を改築して住むことにしたので、一人で前もってその家(もう6年以上手付かず)に1週間寝泊まりしてみました。寝泊まりというよりは、実際はその時はガスも水道もストップ状態だったので、ほぼキャンプですね 笑 それでもそこに寝泊まりをして生活しながら近くを
うろうろ歩き回ったり、ドライブしたりする中で多くの情報を入手することができ、結果的に地方移住を決断することができました。
車を用意する
これはズバリ、田舎では「車」がないと死活問題だということです。我が家は特に周りは結構な傾斜がある地形ですし、自転車でも絶対電チャリ(電動付き自転車)でないと買い物すらしんどいし、一番近くのコンビニまで歩いていけば40分くらいかかります。もちろん病院にいくのもスーパーに行くのも、学校も郵便局もどこへ行くにもいつも車です。都会で暮らしていると実は車に乗っていない若者夫婦って実はいるんですよね。さすがに子育て世代はみんな車をもっているのかもしれませんが、もし現段階で車を持っていない子育て世代で、地方移住を考えている方は、よほど交通の便が悪くない限りは絶対に車を購入してからの移住をおすすめします。
家のリフォーム(住める状態にする)
これは、住む家にもよりますが、最初から田舎の古民家を再生する経済力や新築を立ててそこに住むなどができる方はいいですが、僕たち家族のように、節約のため自分たちで何から何までDIYで住める状態にまでリフォームするとなると相当な時間がかかります。そして実際にやってみて思うことは、とにかく生活の一番大切な「ライフライン」だけは整えてから移住することをお勧めします。例えば、トイレ、風呂、洗濯場所、台所(水回り)は整えておいた方がいいでしょう。
ちなみに僕がDIYした内容を移住前移住後でわけたいと思います。
古民家リフォームDIYの項目 | |
移住前にしたこと | 移住後にしたこと |
トイレの取り付け |
電気の幹線引き込み |
お気づきかもしれませんが、赤線を引いているところは、やはり可能なら移住前に手を加えておきたかった部分ですね。
僕たちの場合は、住みながらDIYしていったので結構時間もかかったり3ヶ月くらいはとにかく家の中は建材や工具や子供のおもちゃやでごっちゃごちゃで大変でした。お風呂を完成させるまでは1週間くらい「温泉通い」でしたしね。
結構これも地味にお金がかかるんですよね。ま、田舎暮らしの大変さとはまた違うかもしれませんが、ひょっとすると地方移住あるあるかもしれませんので、一応書いておきます。
市町村に問い合わせ&役所手続き
これも、その住む場所場所で若干の生活基準や待遇が変わってきたりするので事前に確認しておくのが良いでしょう。例えば僕らの地域はもちろん都市ガスなんて通っておらず、プロパンガス でしたから、プロパンガス 協会に電話したのですが、実は田舎って結構地元の老舗プロパンガスが牛耳っていたりして、価格競争がなく、相場より高値でプロパンガス が扱われたりしています。結果的にはうちは意地で市街の安い民間業者に頼んで都市ガスレベルまで安価で契約できました。こういった因習深い田舎ならではの文化がありますのでチェックしておくに越したことはないでしょう。
もちろんこれはガスに限った話ではなく、例えば人里離れた我が家のような場所では水道浄化槽についての補助申請だとかの手続きも必要でしたし、必ず転居届けや、子供の医療助成、うちの場合は出生届や国民健康保険手続きに開業届の異動申請などなど結構役所手続きもありました。なので先に調べてできることは随時進めて行った方がストレスなく田舎暮らしライフへとシフトしていくことができるでしょう。
田舎暮らしを自分の成長できる機会と考える(何事も楽しむ)
なんやかんや、必要事項をあげてきましたが、なんだかんだ言って一番重要なのは移住者本人の「メンタル」だったりします。確かに田舎暮らしは都会と違って結構タフなことも日常茶飯事であります。
けれども、その田舎ならではの「タフさ」を楽しめるかどうかが一番大事なのではないでしょうか。
多少の負荷をかける方が筋肉も太くなりますし、竹にも節があってその節の部分は成長に時間がかかるけど、
それがなければあのような「しなり」がある強い竹はできないわけで、やはりそれと同じようにある程度の負荷は人を成長させますよね。
交通も、住宅や庭の維持も、子育ても、物価も、役所手続きもいろいろと面倒なことはあるけれど、田舎暮らしってある意味「自立を助長する」環境であるように思いますね。挑戦することがたくさんあります。初めて経験することがたくさんあります。PC1台で起業し、ゼロから自分で稼ぎながら、自営で田舎で暮らしているとよりリアルにそのことを感じますね。田舎暮らしで子供と一緒に過ごせる時間が増えたことで、「親としての自分」が成長させてもらっていると感じることも多くなりました。
そう言った意味では、「田舎暮らしに向いている人」というのは、
- 変化を厭わない人
- 自立心が強い人
- 好奇心に溢れた人
という質の人なのかもしれませんね。
まとめ
ということで今回は、田舎暮らしで後悔しないためのポイントを、自分の経験則を交えつつお伝えしました。
最近は地方へ移住したいという若い子育て世代も増えてきているということを聞いていますし、僕はそういった方々を同じ境遇の仲間としてすごく応援したいと思っていますし、そういったコミュニティーを全国的に広げたり繋げたりしながら、地方創生や新しいライフスタイル、ワークスタイルを提唱していけたらなというビジョンももちつつこの記事を書いています。
地方移住を考えている人がいれば、少しでも参考にしていただければと思います。
では!